過去ログ[1] |
---|
今度は、沙樹の方から話しかける・・・
「あのね・・・」
「いつか聞きたいと思ってたんだけど・・・」
「なぁに?」
「前に、公園のところで会ったでしょ?」
「あのとき、ほんとはもっと話がしたかった?」(これって、あたしの気持ち?)
「・・・・」(久しぶりというか、初めて携帯越しに聞く俊の声・・・一言も聞き逃したくなくて、静かな公衆電話ボックスがいい・・・なんて言えないじゃん・・・)
しばらくの沈黙のあと・・・
「雑誌・・・見たんだね?」
「はい・・・」
「やっぱり思い切って投稿してよかった・・・。」
「うん、最初見たときは、びっくりしちゃって・・・」
「気づいたら、コンビニで涙出てきちゃってて・・・」
「立ち読みして、泣いちゃだめだよねぇー」
「うんうん・・・」
「あ・・・」
「ん?」
「どうして、公衆電話からなの?」
「えっと・・・」
「特に理由はないんだけど・・・・」
「そっか・・・そこに、公衆電話があったから?」
「ううん・・・」(登山家じゃあるまいし・・・)
「さ、沙樹ちゃん?」
「はい・・・・」
「やっと、逢えた・・・・。」
「えっ?」
「あ、これは逢えたって言わないよね・・・。つい・・・。」
「そっかぁ・・・、そういう風にも言えるかも・・・」
「うん・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」(無言の時が流れる・・・)
『トゥルルル・・・・』
『トゥルルル・・・・』
「はぃ・・・・・」
「あっ・・・・・」
「もしもし?」
「あ、もしもし・・・・」(間違いない・・・俊くんだ・・・)
(えっ?1話が短すぎるって?^^;)
「もし、違う人が出たら、どうしょ?」
心臓の音がボックスの中に響き渡るくらい大きく感じた。
「たとえば、安代さんとか・・・」(それは、ないっか!)
「お母さんとか・・・」
そんなこと気にしてもしょうがないのに、沙樹はボックスの中でたたずみながら、しばし物思いにふけっていた。
でも、意を決すると再び受話器を持ち、さっき押したとおりに、ボタンを押していった・・・・。
[179へのレス] 無題 投稿者:のり 投稿日:1/31-01:53恋由姫さん、ありがとうございましたm(_ _"m)ペコリ 正解は、これからのお楽しみ〜ってことで^^ 豪華景品もそのときに〜(笑)また、頑張って書かなくっちゃ・・・・ボソ
やっとの思いで、俊に電話をかけようとしている沙樹ですが・・・。
さて、どうして沙樹は、携帯からじゃなく、公衆電話から電話をかけようとしているのでしょうか?
さぁさあ、皆さんのご意見お待ちしております。ぺこ <(_ _)>
ん?正解のヒトには、豪華賞品? ま、考えておきましょう^^ って、それこそ、なんじゃそりゃ(笑)
奮ってのご参加を〜^^ (匿名、本名、芸名、ペンネーム、源氏名・・・なんでもありですので、あしからず〜)
[177へのレス] 無題 投稿者:恋由姫 投稿日:1/13-21:46@携帯からだと俊の携帯に沙樹の携帯番号が残ってしまって、また安代に疑われると困るので。
A単に携帯を何処かに置き忘れた。
さて、どっち?^^ って両方違う?^^; 豪華景品を頂きたいのですがぁ〜 (笑)
自分を勇気づけるように、公衆電話の受話器を握りしめ、番号を凝視しながら、ひとつずつ、ゆっくりとボタンを押していく・・・。
『プ・ポ・パ・ポ・ピ・ポ・・・・・』
『トゥルルル・・・・』
『ガチャッ!!』(あ、切っちゃった・・・)
「あぁ・・・、やっぱりドキドキしてる・・・」
「なんか、勇気いるなぁ・・・」
番号を書いた手帳を握りしめたまま、公衆電話のボックスで立ちすくむ沙樹・・・。
時間だけは、確実に流れていた・・・。
「ああっ、このままじゃ、あたしかけられなくなりそう・・・」
「昨日、丈流にも言ったんだし、ちゃんとかけなくっちゃ・・・」
「さぁ・・・沙樹・・・勇気を出して・・・」
「あぁ・・・、なんか緊張しちゃうなぁ・・・」
「いつ以来?えっと・・・・・」
ずっと前のことでもないのに、思い出そうとする沙樹・・・・。
「あっ、そっかぁ・・・まだ、一度も携帯で話したこと無かったんだ・・・」
「番号・・・あのとき教えたのに、安代さんが消してしまったって言ってた・・・」
「それじゃ、初携帯? なおさら、緊張・・・じゃん・・・」